〜バスグッズでアナオビ?・7〜
くったりとアナキンの肩に頭をあずけていたオビ=ワンだったが、その衣服の感触
にひどくいかがわしいことをしている気分になる。
湯船に飛び込んだ時に腰のタオルもはずれ、何一つ身につけていないオビ=ワン
に対して、アナキンはまだきっちりとジェダイの装束を纏ったままだ。
その事実は先ほどのキスでとろけたオビ=ワンの意識を大分現実に引き戻した。
肩にあずけられたオビ=ワンの金色の頭を愛おしそうに撫でるアナキンに話しかけ
る。
「・・・アナキン、ここはバスルームだ。」
「ええ、そうですね。」
「お前は服を着たままで、私は入浴中だ。」
「はい、確かに。」
「こ、こういうことは、しかるべきところで、したほうが・・・。」
頬を染めつつ、視線を逸らしごにょごにょと口の中で呟く。
「それはベッドの上でしてくれっ、ていうことですか?」
「わぁぁぁあっっ!そ、そんな直接的な・・・」
真っ赤になり、お湯の中に沈み込みそうになるオビ=ワンをアナキンは慌てて支え
る。
「そんなに今更照れなくても・・・まぁ、そんなとこもかわいいとか思ってるんです
が・・・わかりました。言い方変えましょう。同じ事だと思いますが、ようするにここでは
手を出すなと?」
こくこくと大きく頷くオビ=ワンに苦笑を漏らしつつ
「では、違う奉仕に努めましょう。」
「ほ、奉仕!?」
「ええ。髪を洗って差し上げます。その後もちろん身体も。」
「・・・その格好でか?」
「ああ、やっぱり濡れますよね。ちょっと待ってて下さい。脱いできますから。」
「全部か!?いっしょに入るのか!!??」
「狭いですから、いっしょには入りませんけど。でもなんか傷つきますよ。」
「ち、違う!いっしょに入るのが嫌なわけじゃなくて・・・」
「恥ずかしいんですよね?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
図星を指されたオビ=ワンは思わず無言になる。
「わかりました。何か濡れても良い物に着替えて来ますから少し待っていて下さい。」
そう言ってアナキンがバスルームを出ていくと、よく分からない緊張から解放された
オビ=ワンはぐったりと湯船に身を任せるのだった―――。
しばらくして、アナキンが戻ってきた時その格好は、トレーンニング用のパンツに、タ
ンクトップというものだった。
「この格好ならいいでしょう?濡れても大丈夫だし。」
その格好を眺めてみれば確かに、にょっきりと伸びた長い足は膝下からはみ出てい
るし、たくましい腕は肩までむき出しだが、コレくらいなら許容範囲内だろう。
オビ=ワンが頷くと
「よかった。恥ずかしがり屋のあなたの許可もでたし、さっそく洗ってあげますね。」
そう言ってにっこり笑うアナキンなのであった―――。
なかなか大人のイタズラに入れない・・・(え?)。
使うグッズのチョイスもだいたい決まったので、次こそ実行! |