EP6後ばーじょん執事小説2

 

アナキンに続いて家の中に入ると、そこはお屋敷と呼んだ方がふさわしい内装に

なっていた。

重厚な雰囲気の室内には、アンティークと呼ばれそうな家具が並び、窓にかかって

いるカーテンもどっしりとしたものだ。

いかにも執事がいるのにぴったりな室内の雰囲気に、レイアは大喜びではしゃいで

いたが、ルークは以前とあまりに違う内装に、

「フォースって便利だなぁ・・・。」

と、遠い目で呟いていた。

「フォースってやつ使うとこんなんなるのか?」

「ぶぉーーー」

ハンとチューイはおそるおそる中に入ったものの、見たことのない内装や家具に

物珍しそうにきょろきょろしている。

「・・・たぶん他のジェダイ達はこんな使い方しないよ・・・」

ルークは何やらどっと疲れるのを感じつつ、さかんにレイアが呼んでいる方向へと

歩いて行った―――。

 

呼ばれてたどり着いたそこはテラスで、豪華なアフタヌーンティーセットが準備されて

いた。

席に着くなり(もちろんレイアは椅子を引いてもらった)かぐわしい香りの紅茶が注が

れ、目の前には彩りも美しいケーキやサンドウィッチ達に、こんがりと焼け香りも香

ばしいスコーンの山もある。もちろんそれに付けるためのジャムやクロテッドクリー

ムもたっぷりと用意されていた。

「すごいわ!コレ全部父さんが作ったの!?」

目を輝かせてのレイアの質問に、

「もちろんでございます。お嬢様。主人やお嬢様のお口に入る物は、すべて私めの

手作りとなっております。」

うやうやしくお辞儀をしつつ、にっこりとそう答えるアナキンにレイアは父とわかって

いながらも黄色い歓声を上げた。

「ただ今主人は支度が遅れていまして、先に召し上がっていて

頂いてもよろしいでしょうか?」

続けてそう尋ねられると、レイアは嬉しそうに頷いた。

「そうね、頂くわ。」

「では、どちらからお召し上がりになりますか?」

「スコーンからがいいわ。すごく香ばしい、いい香りがするもの。」

「かしこまりました。では私めが取り分けますので、少々お待ち下さい。」

レイアの前にはすぐにジャムとクロテッドクリームが添えられたスコーンが

輝かんばかりに白い手袋をした手によって置かれ、

ルーク達の前にも同じ物が置かれた。

ルーク達には聞かない慇懃無礼なアナキンの態度に、突っ込みを入れるような恐ろ

しい真似はせず、ノリノリのレイアとアナキンの二人を見守り、ひたすらに目の前の

料理を食べ、主人もといオビ=ワンの到着の到着を待つ三人だった―――。

 



思ったより、長くなってしまった・・・。

次で終わります。

アナキン執事のいる執事喫茶とかあったら、めっちゃ通い詰めるんだけど・・・。








よろしかったらポちりとお願いしますv





















































































































SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送