EP6後ばーじょん執事小説5
「アナキン?もうレイアも満足したみたいだし、元にもどっても・・・」
オビ=ワンの提案をあっさり聞き流し、
「ご主人様、風が冷たくなってきましたのでコレを。」
そう言って、オビ=ワンの肩にブランケットをかける。
「あ、ありがとう。アナキン。」
そう言って頬を赤らめるオビ=ワンに、
見つめ合う二人を除いた全員が、砂を吐きたそうな顔をした。
「・・・私のためっていうより、父さんがオビ=ワンと執事とご主人様ごっこをた
したかっただけな気がするわ・・・」
そう、うろんな眼差しで、レイアが呟くと
「今更じゃない・・。」
と、更なる疲労が蓄積した声でルークが同意する。
ハンとチューイは初めて観る二人のらぶらぶっぷりにテーブルにつっぷしていた。
そうこうしているうちに、二人きりの世界で会話は進んでいたらしい。
「やっぱり、風が冷たすぎますね。後は私がお相手しますので、ご主人様は中で
お休み下さい」
そう言ったアナキンが、ひょいとオビ=ワンを横抱き、いわゆるお姫様だっこで
抱き上げた。
その際、着物の裾がめくれ、白い足とそれを包んだ真っ白な足袋がちらりと見える。
うっかり復活してその様子をみてしまったハンとチューイは、今度こそ鼻を押さえて
完全に撃沈した。
「・・・帰りましょうか。これ以上当てられてやることないわよね。」
「・・・そうだね。」
双子はうなずき会うと、見つめ合ったまま室内へ消える二人を
視界に入れないようにしながら、
撃沈した二人を引きずって屋敷を後にしたのだった―――。
やっと終わったのにまた、こんなオチ(爆)。
室内に消えていった二人のその後もあるんですけど、
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