翌朝、日も大分高くなった頃、オビ=ワンは目が覚めました。
ぼんやりした頭のまま、いつもの通りに身体を起こそうとしたとき、
考えられないような部位に痛みが走り、起きあがれずに布団の上にうずくまります。
その瞬間、怒濤のように昨晩の記憶が甦ってきました―――。
自分があげたあられもない声や、それらを引き起こした痛みや快感までもが、
鮮やかに甦ります。
オビ=ワンは、脳裏に甦ったそれらに、全身を瞬時に真っ赤に染めると、枕へと
顔をうめました。
先に起きて、オビ=ワンの寝顔を見つめて悦に入っていたアナキンはそんな
オビ=ワンの様子を、頬杖をつきつつ横になり一部始終眺めていました。
そして、その光景にとうとう吹き出しました
「・・・ぶっ!・・・お、おはようオビ=ワン。」
隣を見ると、肩をふるわせて笑いを堪えているアナキンの姿があって、
「ア、アナキン!?」
オビ=ワンはアナキンに今の行動を全て見られたことに気が付くと、痛い身体を
引きずり信じられない速さで、布団の中に潜り込んでしまいました。
すっかり掛け布団の塊と化したオビ=ワンを布団ごと抱きしめ、
「笑ってごめんなさい、オビ=ワン。一人で百面相している貴方があんまりにも
かわいかったもんだから・・・つい・・・。拗ねないで出てきてください。」
そう、笑い混じりの声で言われても、あまり説得力がありません。すると、
「・・・明るいところでもう顔、逢わせられない・・・。」
布団の塊からくぐもった声でそう呟くのが聞こえ、何やら鼻をすする音も聞こえます。
慌ててアナキンが布団をはぐと、昨日の名残の赤い目尻のまま、
新たな涙を溜めているオビ=ワンが出てきました。
すぐさま優しく抱き起こし、腕の中に収めると、オビ=ワンがもがいて抵抗するのが
伝わってきます。しかし、力の入らない身体では無駄な事を悟ったのか、
すぐに大人しくなりました。それでも頑なにそっぽを向くオビ=ワンの耳に
「・・・そんなこと言わないで。昨日のあなたはとても綺麗でしたよ。この太陽の光の
元でもう一度見たいくらいです。」
そう、甘くささやきつつ、耳の下の柔らかな肌に口づけます。
途端、振り向いたオビ=ワンに、
「と、とんでもないっ!恥ずかしくて死んだらどうするんだ!」
そう噛みつかれます。
「それは困りますね。でも、これでやっとあなた、こっちを向いてくれた。あらためて
おはようございます。オビ=ワン。」
「お、おはよう。」
「どこか、身体つらいところありませんか?痛むとか。」
「・・・つらいところ?痛む?」
「ええ。昨日はあなた初めてだったのに、あんまりかわいくて。大分無理させて
しまったから・・・。あのまま気を失ってしまったあなたを見て、目が覚めなかったら
どうしようかと・・・」
「っっっっ!!だ、大丈夫!!」
アナキンにこれ以上昨日の自分を話題にされては堪らない、
とアナキンの口を手の平で遮り、言ったものの
やはり、受け入れた場所は当然ながら、使い慣れない筋肉を酷使した身体も
全身が鉛のように重く、痛みます。
しかし、これ以上恥ずかしいことを言われるのには、耐えられそうもなかった
オビ=ワンは、笑顔を見せてぐっと痛みを堪えました。
けれど、そんなオビ=ワンの様子にアナキンが気が付かないはずはありません。
手をそっと外し、オビ=ワンの姿勢を、自分に寄りかかる楽な姿勢に抱きかえると、
「まあ、大丈夫だとしても、無理させてしまったことは確かなんで、
今日は一日僕に世話をさせてくださいね。」
そう言ってにっこり笑うのでした―――。
事後の二人・・・。
甘くなりきれず(苦)。ぽたぽた焼くらい、甘じょっぱい。
この後のいちゃいちゃエピを入れようか思案中。
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