家のものが帰るまでの一週間ほど、二人は蜜月といえる時を過ごしました。

何度身体を重ねても慣れることのないオビ=ワンのために、昼間は口づけを交わし

会えない時間を埋めるように、庭を散歩したり、話をしたりしていました。

しかし、夜ともなれば最愛の人を手に入れた、アナキンの望むまま一晩中身体を重

ねました。

なので起きるのは日が高くなってからで、それが数日も続くと呆れたR2に冷やかさ

れる二人なのでした―――。

 

 

ある晩、重ねた身体の熱も冷めやらぬまま、くったりと布団の上に横になる

オビ=ワンの肩に触れつつアナキンが口を開きました。

「ねえ、オビ=ワン。四の君というのはどんな人だか知ってる?」

唐突にアナキンの口からでた他の女性の名前に、少々衝撃をうけつつも

「十三、四のかわいらしい方だよ。」

そう努めて自然に返します。

「ふ〜ん。僕と四の君との結婚を、北の方がせっついてるらしい。」

その返事に曇った顔を見られたくなくて、背を向けたオビ=ワンを抱きしめ

「また、よからぬ事を想像したでしょ。あなた。僕には何度も言うように貴方だけなん

だから、不安になることなんか何もないのに。」

そう耳に笑い混じりにささやきかけます。

「でも、私ではアナキンに何もしてあげることができない。むしろ足かせになるかもし

しれない。その点四の君だったら中納言家の後ろ盾もあるし・・・。」

その台詞を途中で口づけによって遮ったアナキンは、思いもよらず深くなったキスに

息を弾ませるオビ=ワンに

「僕はオビ=ワン、あなたが貴方自身であってくれれば何もいらない。何度も言って

るのに・・・まぁ、これから先一生言い続けるからいいけどね。」

そう言って笑って見せます。その言葉に素直に頬を染めるオビ=ワンに魅せられ、

再び口づけを仕掛けてしまうアナキンなのでした―――。

「ねえ、オビ=ワン、あなた此処出る気はない?」

「え?」

「あなたが此処を出て僕のところに来てくれれば毎日会えるし、もう結婚の話なんて

持ってこさせたりもしないよ。対外的にもきちんと”妻”がいるんだからね。」

「此処をでてアナキンと一緒に暮らすということ?」

「そう。もちろんリキもいっしょに。R2も引き抜くよ。」

そう言って片目をつぶってみせます。

今まで出家という道でしかこの家を出ることを考えていなかったオビ=ワンには、全

く考えたことのなかった道でした。

そのため、すぐに答えることができないでいると

「えっと・・・嫌・・・?」

そうちょっと不安げにアナキンが尋ねてきます。

いつもと違う自信なさげな男前顔がおかしくて、

思わず笑顔のこぼれたオビ=ワンは

「嫌なわけないよ。本当にそうできたらすごく嬉しい。」

そう言ってアナキンの首に抱きつきました。

途端、ほっとしたように破顔したアナキンは

「よかった!じゃあ、準備ができしだい僕の家に越してきてくれる?」

「もちろん!」

返事を返すと共に、首に回した腕へも力を込め、よりぎゅっと抱きしめます。

「・・・オビ=ワン・・・」

「ん・・・?」

「明るいうちは我慢しようと思ってたけど無理みたいだ。」

言うなり押し倒されたオビ=ワンは、何が起きたか理解できず

「ア、アナキン!?」

と、ただ名を呼ぶのみです。

「あなた、あんまりかわいいんだもの。」

そう言って耳の後ろを吸い上げられ、なし崩しに反論することができなくなります。

オビ=ワンはこの日、明るいところで身体を重ねるという初めての体験をするはめ

になり、一方のアナキンは羞恥のあまり怒ったオビ=ワンに、蜜月に入ってはじめて

夜のおあずけを食ったのでした―――。

 


蜜月・・・きっとアナキン好みにオビはいろいろと開発されたのでしょう。

オビはお嫁にいく決心をしました。

そろそろ、悪役さんにがんばってもらいますヨ★

続きマスです。





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